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リスク寄与度を均一にする「リスク・パリティ・ポートフォリオ」

最近の状況ですが、横ばいが続いており、可もなく、不可もなくといった感じです。 債券価格が下がって、金利は上がる!なんて記事を何度も書いてきましたが、どうもそのような気配はありません。 でも、今のような低金利が続く状況をおかしいと思っていることに変わりはありません。 引き続き、債券ベア投信を買い続けていく所存です。 ----- さて、今日は、リスク・パリティ・ポートフォリオを考えてみようと思います。 ポートフォリオのリスクは、複数の資産がもつボラティリティ(標準偏差)とそれぞれの共分散と各資産の組入比率から算出されます。 このポートフォリオのリスクが最小になる構成比率で組み合わされたポートフォリオを「最小分散ポートフォリオ」と言います。 一方、「リスク・パリティ・ポートフォリオ」は、各資産のポートフォリオに対するリスク寄与度が均等になる構成比率で組み合わされたポートフォリオを刺します。 「リスク・パリティ・ポートフォリオ」については、こちらのブログで何度も説明されており、前から気になっていました。 Masaoの「ハーバード流投資術」-資産運用をアツくしよう! http://masaolog.com/ すごく簡単なレポートがありました。 An Introduction to Risk Parity - Hossein Kazemi http://people.umass.edu/~kazemi/An%20Introduction%20to%20Risk%20Parity.pdf レポートでは、 資産Aのリスク寄与度 を算出するには、以下の式で、ということです。 資産Aの組入比率 × [{(資産Aの組入比率 × 資産Aの標準偏差の2乗) + (資産Bの組み入れ比率 × 資産Aと資産Bの共分散)} ÷ ポートフォリオの標準偏差] 資産Bについてもリスク寄与度を算出し、それぞれのリスク寄与度が均等になった組入比率で作成したポートフォリオが「リスク・パリティ・ポートフォリオ」となります。 レポートでは、「Barclay Capital Global Bond Index」と「MSCI World Equity Index」を使った「リスク・パリティ・ポートフォリオ」を例として出しています。 このレポートの結

2012年12月末のポートフォリオ


資産別構成比率は、株式が41.8%、債券が27.3%、REITが6.5%、FXが4.9%、現預金が19.5%。

地域別構成比率は、日本が34%、先進国が27.6%、新興国14%、その他24.4%。その他にはFXと現預金が含まれている。FXと現預金は実質的には各国通貨に投資しているが、計算を簡単にするために「その他」としている。

各地域、資産別にみると日本株式が23.12%、日本債券が6.67%、日本REITが4.25%、先進国株式が11.35%、先進国債券が13.95%、先進国REITが2.28%、新興国株式が7.36%、新興国債券が6.63%、FXが4.92%、現預金が19.46%となっている。

ここ最近の悩ましい問題は
  • 円安
  • 日本国債の売り

まず、「円安」については引き続き外貨建て資産の積立で対応しようと思う。特に外国株式に連動する資産に割り振る金額を昨年よりも増やし、債券を減額する。

もう一つの問題である「日本国債の売り」は現実味がでてきたと考えている。これには、三井住友信託の「日本債券インデックスe」の売却と日本国債の値動きと逆の値動きとなる野村の「スーパー ボンド ベア オープン3」の買い付けでその時の準備を始めたい。


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