投稿

8月, 2016の投稿を表示しています

注目の投稿

リスク寄与度を均一にする「リスク・パリティ・ポートフォリオ」

最近の状況ですが、横ばいが続いており、可もなく、不可もなくといった感じです。 債券価格が下がって、金利は上がる!なんて記事を何度も書いてきましたが、どうもそのような気配はありません。 でも、今のような低金利が続く状況をおかしいと思っていることに変わりはありません。 引き続き、債券ベア投信を買い続けていく所存です。 ----- さて、今日は、リスク・パリティ・ポートフォリオを考えてみようと思います。 ポートフォリオのリスクは、複数の資産がもつボラティリティ(標準偏差)とそれぞれの共分散と各資産の組入比率から算出されます。 このポートフォリオのリスクが最小になる構成比率で組み合わされたポートフォリオを「最小分散ポートフォリオ」と言います。 一方、「リスク・パリティ・ポートフォリオ」は、各資産のポートフォリオに対するリスク寄与度が均等になる構成比率で組み合わされたポートフォリオを刺します。 「リスク・パリティ・ポートフォリオ」については、こちらのブログで何度も説明されており、前から気になっていました。 Masaoの「ハーバード流投資術」-資産運用をアツくしよう! http://masaolog.com/ すごく簡単なレポートがありました。 An Introduction to Risk Parity - Hossein Kazemi http://people.umass.edu/~kazemi/An%20Introduction%20to%20Risk%20Parity.pdf レポートでは、 資産Aのリスク寄与度 を算出するには、以下の式で、ということです。 資産Aの組入比率 × [{(資産Aの組入比率 × 資産Aの標準偏差の2乗) + (資産Bの組み入れ比率 × 資産Aと資産Bの共分散)} ÷ ポートフォリオの標準偏差] 資産Bについてもリスク寄与度を算出し、それぞれのリスク寄与度が均等になった組入比率で作成したポートフォリオが「リスク・パリティ・ポートフォリオ」となります。 レポートでは、「Barclay Capital Global Bond Index」と「MSCI World Equity Index」を使った「リスク・パリティ・ポートフォリオ」を例として出しています。 このレポートの結

8月の運用状況

久しぶりの更新です。なんとか生きています。 変化があったので、一度アップデートしておこうと思います。 (A)インデックス連動型の投資信託を毎月積み立てる  → 中止。 (B)インデックス連動型の海外ETFをバイ・アンド・ホールドする  → 継続。 (C)日本の個別株から条件に合致した銘柄をロング・ショートする  → 継続。 (D)高金利通貨のスワップ狙い  → 継続。 (E)OwnersBookでの不動産投資  → 継続。 (F)日経225先物ミニをロングする  → 新規。 (A)は(C)(F)がトレードできるレベルに到達したため、月々の追加投資をそちらに振り分けています。(A)は別途401Kに切り替えようかとも考えています。 (B)は資産の最も大きい金額を運用しているポートフォリオです。 一生引き出さないつもりの資金です。IB証券で運用しているので、引き出すのが面倒、というのも一つの理由です。我が家の年金運用的なポートフォリオで様々な資産に分散して運用しています。 (構成銘柄) ・BND ・BNDX ・FM ・GLD ・VEA ・VNQ ・VNQI ・VTI ・VWO 今は完全にBuy & Holdですが、こちらのポートフォリオもロジックを使ってシステマティックに運用しようか考え中です。主に こちらの記事 で書いたような1〜3銘柄に絞ったリスクコントロール運用に切り替えようかと思っています。思いつきでしかないので、来月あたり心変わりしているかもしれませんが。。。 #8/24 updated 本屋で見かけたASSET MANAGEMENTという本を立ち読みしたのと楽天証券の「楽ラップ」でSSGAがTVT(ターゲット・ボラティリティ・トリガー)のサービスを提供するという記事を読んだのがきっかけです。早速プログラムを書いています。ボラティリティは自己相関があるらしい、ということはどこかで読んだので過去データから回帰で予測できるのでは?と思っています。 ■やろうとしていること (1)1ヶ月後のボラティリティを予測 (2)目標ボラになるようにETFの比率をコントロール たとえ(B)がうまく行かなくても、(A)は将来的にボラの上昇/下落が見込まれるとき、この資産/銘柄が上昇/下落しやすい、とかにつなげられると良