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リスク寄与度を均一にする「リスク・パリティ・ポートフォリオ」

最近の状況ですが、横ばいが続いており、可もなく、不可もなくといった感じです。 債券価格が下がって、金利は上がる!なんて記事を何度も書いてきましたが、どうもそのような気配はありません。 でも、今のような低金利が続く状況をおかしいと思っていることに変わりはありません。 引き続き、債券ベア投信を買い続けていく所存です。 ----- さて、今日は、リスク・パリティ・ポートフォリオを考えてみようと思います。 ポートフォリオのリスクは、複数の資産がもつボラティリティ(標準偏差)とそれぞれの共分散と各資産の組入比率から算出されます。 このポートフォリオのリスクが最小になる構成比率で組み合わされたポートフォリオを「最小分散ポートフォリオ」と言います。 一方、「リスク・パリティ・ポートフォリオ」は、各資産のポートフォリオに対するリスク寄与度が均等になる構成比率で組み合わされたポートフォリオを刺します。 「リスク・パリティ・ポートフォリオ」については、こちらのブログで何度も説明されており、前から気になっていました。 Masaoの「ハーバード流投資術」-資産運用をアツくしよう! http://masaolog.com/ すごく簡単なレポートがありました。 An Introduction to Risk Parity - Hossein Kazemi http://people.umass.edu/~kazemi/An%20Introduction%20to%20Risk%20Parity.pdf レポートでは、 資産Aのリスク寄与度 を算出するには、以下の式で、ということです。 資産Aの組入比率 × [{(資産Aの組入比率 × 資産Aの標準偏差の2乗) + (資産Bの組み入れ比率 × 資産Aと資産Bの共分散)} ÷ ポートフォリオの標準偏差] 資産Bについてもリスク寄与度を算出し、それぞれのリスク寄与度が均等になった組入比率で作成したポートフォリオが「リスク・パリティ・ポートフォリオ」となります。 レポートでは、「Barclay Capital Global Bond Index」と「MSCI World Equity Index」を使った「リスク・パリティ・ポートフォリオ」を例として出しています。 このレポートの結

2013年7月末のポートフォリオ

■ポートフォリオ基準価額
6月末:11,013円/10,000口

7月末:11,488円/10,000口

2013年の年始の投資額を1口=1円としたときの基準価額は上記のような結果となりました。

■直近リターン


  • 1ヶ月:3.13%
  • 6ヶ月:9.08%
  • 1年:14.88%
  • 設定来:14.88%

この間の日経平均株価はマイナス0.07%、TOPIXはマイナス0.19%となりました。私のポートフォリオは約3%のプラスでした。特にこれと言って大きな取引はしませんでしたので、単純に保有資産の評価額の変動によるものと思われます。

■資産別構成比率


  • 株式:71.46% ⇒ 69.04%
  • 債券:1.34% ⇒ 1.88%
  • REIT:0.00% ⇒ 0.00%
  • コモディティ:1.14% ⇒ 1.08%
  • FX:3.00% ⇒ 3.31%
  • 現預金:23.07% ⇒ 24.69%

ポートフォリオの構成資産の変更は、債券ベアへの追加投資、現金の入出金以外には行いませんでした。何度も書いているように、今債券を買うということは考えていません。債券の比率は、イコールベアの比率になります。このポートフォリオには含まれないのですが、一時的に円高が進んだので、ドルとユーロのキャッシュ積増しのため、現受け用のFXポジションを新規に建てました。落ち着いたころに円を突っ込んで現金化したいです。

■地域別構成比率

  • 日本:22.10% ⇒ 21.08%
  • 先進国:26.55% ⇒ 26.66%
  • 新興国:24.15% ⇒ 23.19%
  • その他:27.21% ⇒ 29.08%

追加投資は、債券ベアだけだったので、大幅な変動はありませんでした。7月は、投信積立を停止して、現金の積み増しができたので、債券ベア以外への追加投資も再開したいと考えています。

■地域別+資産別構成比率


  • 日本株式:21.61% ⇒ 20.41%
  • 日本債券:0.48% ⇒ 0.67%
  • 日本REIT:0.00% ⇒ 0.00%
  • 先進国株式:25.70% ⇒ 25.44%
  • 先進国債券:0.85% ⇒ 1.21%
  • 先進国REIT:0.00% ⇒ 0.00%
  • 新興国株式:24.15% ⇒ 23.19%
  • 新興国債券:0.00% ⇒ 0.00%
  • コモディティ:1.14% ⇒ 1.08%
  • FX:3.00% ⇒ 3.31%
  • 現預金:23.07% ⇒ 24.69%


現金の積み増しとその一部で債券ベアに投資したため、それ以外の資産の構成比率は低下しました。現金が多くなると、次に何に投資しようか、考えを巡らせるのが楽しいです。

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7月の印象は、やはり休憩でした。6月の末に引っ越したことや6月の痛手により、ちょっとした逃避行動だったのかもしれません。8/1からFXの自動売買ロジックを修正し、投資比率を増やして、本番運用を開始しました。また、8月は日本株のプログラムの作成を本格化していきたいと考えています。

引き続き応援おねがいします。

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