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リスク寄与度を均一にする「リスク・パリティ・ポートフォリオ」

最近の状況ですが、横ばいが続いており、可もなく、不可もなくといった感じです。 債券価格が下がって、金利は上がる!なんて記事を何度も書いてきましたが、どうもそのような気配はありません。 でも、今のような低金利が続く状況をおかしいと思っていることに変わりはありません。 引き続き、債券ベア投信を買い続けていく所存です。 ----- さて、今日は、リスク・パリティ・ポートフォリオを考えてみようと思います。 ポートフォリオのリスクは、複数の資産がもつボラティリティ(標準偏差)とそれぞれの共分散と各資産の組入比率から算出されます。 このポートフォリオのリスクが最小になる構成比率で組み合わされたポートフォリオを「最小分散ポートフォリオ」と言います。 一方、「リスク・パリティ・ポートフォリオ」は、各資産のポートフォリオに対するリスク寄与度が均等になる構成比率で組み合わされたポートフォリオを刺します。 「リスク・パリティ・ポートフォリオ」については、こちらのブログで何度も説明されており、前から気になっていました。 Masaoの「ハーバード流投資術」-資産運用をアツくしよう! http://masaolog.com/ すごく簡単なレポートがありました。 An Introduction to Risk Parity - Hossein Kazemi http://people.umass.edu/~kazemi/An%20Introduction%20to%20Risk%20Parity.pdf レポートでは、 資産Aのリスク寄与度 を算出するには、以下の式で、ということです。 資産Aの組入比率 × [{(資産Aの組入比率 × 資産Aの標準偏差の2乗) + (資産Bの組み入れ比率 × 資産Aと資産Bの共分散)} ÷ ポートフォリオの標準偏差] 資産Bについてもリスク寄与度を算出し、それぞれのリスク寄与度が均等になった組入比率で作成したポートフォリオが「リスク・パリティ・ポートフォリオ」となります。 レポートでは、「Barclay Capital Global Bond Index」と「MSCI World Equity Index」を使った「リスク・パリティ・ポートフォリオ」を例として出しています。 このレポートの結

個人向け国債「変動10」が募集中です。

6/6~6/28の期間、個人向け国債「変動10」の第43回債の募集が行われます。

「変動10」は、10年固定利付国債の利回りを基準金利として、0.66倍を適用利率とします。また、この適用利率が半年ごとに変わる国債です。また、1年以上保有し、利払いを2回以上受ければ、実質元本保証となります。

今回の第43回債について、当初半年の適用利率は、10年債利回り0.86%を基準に0.57%と定められました。

http://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/issue/hendou10/No_43.html

かねてから書いてきたとおり、今後インフレが進むと金利が上昇する可能性があります。変動金利で運用しておけば、そのような場面で金利上昇の恩恵を受けることができます。

現時点で、10年債利回りは0.8~0.9の範囲で行ったり来たりしています。今後どのように変動していくかは誰にもわかりませんが、一般的にインフレが進めば、金利は上昇します。

ちなみに日々の金利変動はこちらで確認できます。基準になるのは、「利付債 > 10年 > 利回り」の数字です。この数値に0.66をかけた数字が変動10の適用利率になります。

http://www.bloomberg.co.jp/markets/rates.html

特に変動型の住宅ローンを組んでいる方は、今後の金利上昇に備え固定金利の商品に乗り換えるか、住宅ローンの残高と同額の変動10を購入し、金利上昇による増加をヘッジしても良いかもしれません。

今回は、「変動10」のご紹介まで。
引き続き応援おねがいします。

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