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リスク寄与度を均一にする「リスク・パリティ・ポートフォリオ」

最近の状況ですが、横ばいが続いており、可もなく、不可もなくといった感じです。 債券価格が下がって、金利は上がる!なんて記事を何度も書いてきましたが、どうもそのような気配はありません。 でも、今のような低金利が続く状況をおかしいと思っていることに変わりはありません。 引き続き、債券ベア投信を買い続けていく所存です。 ----- さて、今日は、リスク・パリティ・ポートフォリオを考えてみようと思います。 ポートフォリオのリスクは、複数の資産がもつボラティリティ(標準偏差)とそれぞれの共分散と各資産の組入比率から算出されます。 このポートフォリオのリスクが最小になる構成比率で組み合わされたポートフォリオを「最小分散ポートフォリオ」と言います。 一方、「リスク・パリティ・ポートフォリオ」は、各資産のポートフォリオに対するリスク寄与度が均等になる構成比率で組み合わされたポートフォリオを刺します。 「リスク・パリティ・ポートフォリオ」については、こちらのブログで何度も説明されており、前から気になっていました。 Masaoの「ハーバード流投資術」-資産運用をアツくしよう! http://masaolog.com/ すごく簡単なレポートがありました。 An Introduction to Risk Parity - Hossein Kazemi http://people.umass.edu/~kazemi/An%20Introduction%20to%20Risk%20Parity.pdf レポートでは、 資産Aのリスク寄与度 を算出するには、以下の式で、ということです。 資産Aの組入比率 × [{(資産Aの組入比率 × 資産Aの標準偏差の2乗) + (資産Bの組み入れ比率 × 資産Aと資産Bの共分散)} ÷ ポートフォリオの標準偏差] 資産Bについてもリスク寄与度を算出し、それぞれのリスク寄与度が均等になった組入比率で作成したポートフォリオが「リスク・パリティ・ポートフォリオ」となります。 レポートでは、「Barclay Capital Global Bond Index」と「MSCI World Equity Index」を使った「リスク・パリティ・ポートフォリオ」を例として出しています。 このレポートの結

米国10年債利回り2.99%に上昇

本日9:20頃、BloombergのWebサイトで確認した際に、米国10年債利回りが2.99%となっていました。

米の量的緩和策の縮小観測から債券が売られたようです。

私が債券ベア投信を買い始め、金利をウォッチし始めて以来の最高値です。
(見逃している可能性もありますが。。。)

8/19に以下の記事を書いているので、約2週間で0.1%ほど上昇したことになります。

米国10年債利回り2.88%に上昇

すぐに3.5%を目指すような本格的な上昇はないと思いますが、緩和策の縮小が明示されれば、一時的な乱高下の後、緩やかな上昇につながっていくと考えています。

米国債については、引き続き"売り"のスタンスです。

日本については、まさに今、消費税の税率、増税方法が議論されています。

国債価格(金利)の安定のためには、増税に踏み切り、政府支出を増税前の水準以下に抑えることが必要なはずです。

ただ増税に伴う増収分を狙って、"族議員"、"バラマキ"の復活を懸念する声も出始めました。

許されるなら、国債価格の安定からは程遠い状況と言わざるを得ません。

このような状況では、日本の債券も"長期的に売り"の姿勢を崩すわけにはいかないでしょう。

対応としては、日本債券ベア投信、もしくは物価連動債に投資する投信を買うくらいでしょうか。
(物価連動債は、個人が直接購入できないらしいので。)

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それにしても、最近は"債券売り!!"しか書いていませんね。。。

何度でも書きますが、米国10年債利回りが3.5%を超えたらゼロ・クーポン債を買いますよ!

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